【公開日：2025.06.10】【最終更新日：2025.05.07】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
24AT0184
利用課題名 / Title
糖鎖高分子を用いた環境SPRIバイオセンシング
利用した実施機関 / Support Institute
産業技術総合研究所 / AIST
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用（ARIM事業参画者以外）/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】（主 / Main）加工・デバイスプロセス/Nanofabrication（副 / Sub）-
【重要技術領域 / Important Technology Area】（主 / Main）次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials（副 / Sub）-
キーワード / Keywords
バイオセンサ/ Biosensor,スパッタリング/ Sputtering
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名（課題申請者）/ User Name (Project Applicant)
寺田 侑平
所属名 / Affiliation
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
二又政之,筒井佳織
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
渋谷 直哉
利用形態 / Support Type
（主 / Main）機器利用/Equipment Utilization（副 / Sub）-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要（目的・用途・実施内容）/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
金がスパッタされた表面プラズモン共鳴用のセンサーチップを作成し、その上に糖鎖を側鎖に提示した高分子（糖鎖高分子）を修飾することでタンパク質などの生体分子を検出するバイオセンサーの開発を行っている。本研究では環境状態をあらわす指標となるような未知のタンパク質の検出に向けた糖鎖高分子修飾バイオセンサーおよびバイオセンシング表面の開発が目的である。設備利用においては、開発を目指すバイオセンサーに用いるセンサーチップ作成のためにRF-DCスパッタ成膜装置により、ガラスチップ上に金スポットをスパッタした。
実験 / Experimental
疎水処理が施された一辺1.8cmの正方形ガラスチップ表面に、直径0.8mmの円が約1mm間隔で配列したマスクを被せ、クロム0.3 nmおよび金45 nmをスパッタした。
結果と考察 / Results and Discussion
疎水処理されたガラスチップの表面に金の円形スポットがマスクと同様のパターンでスパッタされたことが確認された。金のスポット上に糖鎖高分子水溶液を約0.5 μL滴下したところ、金の表面にのみ水滴が形成されたことが確認された。すなわち、ガラスチップにあらかじめコーティングした疎水膜を保ったまま金がスパッタされたことが示唆された。また、金の剥離も見られておらず、クロムを下地にスパッタしたことで金がガラスチップ表面に強く吸着したことが示唆された。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1 スパッタ後のセンサー用ガラスチップ画像（17スポットのパターン）
図2 スパッタ後のセンサー用ガラスチップ画像（28スポットのパターン）
その他・特記事項（参考文献・謝辞等） / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング（DOIのあるもの） / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications：0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents：0件