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文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ 令和7年度「秀でた利用成果」の発表について

 文部科学省マテリアル先端リサーチインフラは、文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム事業から継続して昨年度までの約33,000件の利用課題の中からイノベーションに繋がることが期待できるなど特に秀逸な成果を選定、令和7年度に「秀でた利用成果」 として8件を決定しました。

 
1.「秀でた利用成果」の概要

マテリアル先端リサーチインフラは、文部科学省の委託により、ナノテクノロジープラットフォームで培った、全国的な最先端共用設備体制と高度な技術支援提供体制に加え、リモート化・自動化・ハイスループット化された先端設備を導入し、設備共用を継続すると共に、共用に伴って創出されるマテリアルデータを、利活用しやすい構造化された形で、収集・蓄積を行っています。

毎年約3,000件、昨年度までの11年間で約33,000件の利用がありますが、今回25の実施機関から優れた利用成果として提出された59件の候補から、曽根純一プログラムディレクターを主査とする11名からなる選定委員会の審査により、8件の「秀でた利用成果」を選出しました。

選定にあたっては、①ナノテクノロジープラットフォーム/マテリアル先端リサーチインフラの活用・支援が大きな効果をもたらしたもの、②イノベーションの創出にあたって大きな影響が期待できるもの、③産業界・大学・公的機関の連携により大きな成果が得られたもの、という3つの基準を設けて厳正に審査しました。

 

2. 令和7年度「秀でた利用成果」最優秀賞受賞課題

令和8年1月28日(水)、東京ビッグサイトで開催される秀でた利用成果発表会の発表を通して最優秀賞の選考を行い、決定いたします。

 

3. 令和7年度「秀でた利用成果」優秀賞受賞課題

・北海道大学
液体金属環境下における構造・機能材料の化学的共存性に関する研究」

・東北大学
「サブミリ秒X線トモグラフィのためのX線光学素子の開発」

・物質・材料研究機構
「スピントロニクス型人工知能デバイスの研究」

・東京大学
「X線光学素子開発のための新たな微細加工プロセスの検討
 微細加工を活用したX線イメージング技術の高度化」

・北陸先端科学技術大学院大学
「低エネルギー光を自在活用できる新材料の開発とその評価」

・名古屋大学
「トポロジカルフォノニック導波路の作製」

・京都大学
「アルカリ金属ガスの一括生成・封入が可能な原子時計用小型ガスセルの開発
   RbN3パターニング基板を用いたMEMSガスセルのウェハレベル製造技術」

・九州大学
「窒素分子の水素化反応用Ba/Co/Carbon触媒の高分解能電子顕微鏡解析」

 

令和7年度「秀でた利用成果」最優秀賞、優秀賞の表彰式は、令和8年1月28日(水)、令和7年度秀でた利用成果・技術スタッフ表彰式(会場:東京ビッグサイト 会議棟1階 102会議室)にて行われます。詳細は、後日ご案内いたします。

 

【お問い合わせ】

国立研究開発法人 物質・材料研究機構
マテリアル先端リサーチインフラセンターハブ運営室内
秀でた利用成果事務局
E-mail: arim-outstanding(at)nims.go.jp
※(at)を@に書き換えてください。

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  • 【更新日】2025/10/20
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