データセット名:コバルト系磁性材料における磁気ー熱電変換特性
課題名:コバルト系磁性材料における磁気ー熱電変換特性に関する研究
データセット登録者(所属機関):NISHINO, Yoichi(名古屋工業大学)
- 課題番号:
- JPMXP1223NI1202
- 実施機関:
- 名古屋工業大学
要約
概要:
ホイスラー型Co2MnGa化合物はこれまでに異常ネルンスト効果を利用したIoT用自立型電源や熱流センサとしての応用が検討されてきた。しかしながら、これらの先行研究はスパッタリング法による薄膜の研究であり、Co2MnGaバルク体の合成例の報告は極めて少なく、大型の多結晶試料の合成条件は確立されていないのが現状である。そこで、本研究では異常ネルンスト係数の向上を目指して作製したCr-doping Co2MnGaバルク体の合成条件を確立するために、合成された試料の組成を同定するための組成分析を行った。
実験:
Co2Mn1-xCrxGa化合物(x = 0, 0.05, 0.10)は、化学量論組成に秤量した元素をAr雰囲気下でアーク溶解することによりインゴットを作製後、微粉末化、パルス通電焼結により固化成形を行った。得られた試料は試料切断機で各種、熱電変換特性測定のために長方形状に成型するとともに粉末にした。作製した試料の組成分析は名古屋工業大学に設置されているNI-012顕微蛍光X線分析装置・堀場製作所製・XGT-7200VNMで行った。
結果と考察:
Co2Mn1-xCrxGa化合物(x = 0, 0.05, 0.10)の組成分析は各試料について3点ずつ行った。各試料における組成の分布は±0.5 %程度であり、試料における組成分布は均一であることを確認した。また、得られた組成は仕込み組成とほぼ同定であり、アーク溶解、パルス通電焼結により大きな組成ずれは生じていないことを確認した。この結果は粉末X線回折測定の結果により得られた格子定数の組成依存性がVegard則的に変化していることと矛盾しない結果であった。
キーワード・タグ
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データメトリックス
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データインデックス
- 登録日:
- 2025.09.29
- エンバーゴ解除日:
- 2024.05.29
- データセットID:
- 9f7c36bd-c517-47f4-a441-123ed3d3b1bb
- データタイル数:
- 2
- ファイル数:
- 18
- ファイルサイズ:
- 3.71MB
- ライセンス:
- ARIMライセンス