データセット名:熱電変換材料の表面改質プロセス
課題名:熱電変換材料の表面改質プロセスに関する研究
データセット登録者(所属機関):IDE, Naoki(名古屋工業大学)
- 課題番号:
- JPMXP1223NI0301
- 実施機関:
- 名古屋工業大学
要約
概要:
熱電変換技術は、材料に温度差を与えることのみで発電することが可能であるため、カーボンニュートラルな発電技術であり、現在、より高効率な材料群の探索が精力的に行われている。その中でもホイスラー型材料は有害な元素を含まず、比較的な安価な元素で構成されていることから次世代熱電変換材料の候補物質である。様々な熱電変換特性の測定、熱電変換モジュールの作成の際の電極の接合など、熱電変換材料の研究のためには、合成された試料の表面形状の把握は必要不可欠な技術的要素である。そこで、本研究では、本研究室で合成されたホイスラー化合物について、精密な機械研磨を行った試料の表面形状についての情報を得るために共焦点顕微鏡を用いた表面形状観察を行った。
実験:
本実験で用いたホイスラー化合物は、高い熱電変換特性が期待できるCo2MnGaである。アーク溶解法で合成した試料に対して、試料を長方形状に切断を行った。その後、ストルアス社製DPペーストを使用し、3μmおよび1μmのダイヤモンド粒子を用いて表面研磨を行うことによる鏡面の表面状態を得た。表面形状の観察には、名古屋工業大学に設置されている白色共焦点顕微鏡として、レーザーテック社製OPTELICS HYBRID C3を用いて行った。
結果と考察:
白色共焦点顕微鏡により、本研究で観察をした試料の表面には、凝集に伴う第2相は観察されておらず、均一な相であった。しかしながら、表面には幅数μmの傷が複数、見られており、更なる研磨の必要性、研磨条件の確認が必要である。表面形状の表面粗さはRa = 0.2であった。今回の研磨条件における表面粗さの数値化ができた。
キーワード・タグ
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データメトリックス
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データインデックス
- 登録日:
- 2025.09.29
- エンバーゴ解除日:
- 2024.05.29
- データセットID:
- 67012bbf-5429-4710-8fbf-357180a7c4e4
- データタイル数:
- 1
- ファイル数:
- 3
- ファイルサイズ:
- 5.85MB
- ライセンス:
- ARIMライセンス